2014年12月31日水曜日

2014年の振返りと2015年の決意

もう2014年もあと3時間半ほどで終わる。そして、2015年になる。早い、あっという間。

今年は本当にたくさんのことがあった。
  1. 長男の誕生
  2. アメリカ移住・留学
  3. 新規ビジネスの準備
人生の一大イベントが二つも来るとは感慨深い。出産直後の授業、試験はさすがに大変だったけど、妻やお義母さん、クラスメートが助けてくれたおかげでなんとか持ちこたえた。アメリカの生活は思った以上に大変というか、思わぬところへの気苦労が多かったけど、新しいことを体験する新鮮さが勝って、いい時間を過ごせてると感じる。

去年の今頃、スタンフォードのエッセイにひたすら取り組み、書いては直し、書いては直し、と言うのを繰り返したなー。能力とか経歴、性格などが原因でGSBは落ちたけど、このときに後悔が無いほどに努力をしたからそれはよかった。

2014年、もっとがんばれただろうなと思う。成績だけじゃなくて人付き合いやクラブ活動、起業準備など、もっとできたことがあった。こういう気持ちになるように一年を過ごしてるようではどこにも辿り着かない。

死ぬつもりと言うか、死にものぐるいで、というか、それが今年は足りてなかった。2015年はそれを変える。

2015年、下記を実行する。

  1. 行動を早める
    1. 思いついたことをリストアップする
    2. 思いついたことを24時間以内に実行する
    3. To Doリストを24時間前に終わらせる(宿題・クラブ活動・ビジネス)
    4. メールの返信を6時間以内に完了する
  2. インプットを増加し、アウトプットして消化する
    1. ニュースについて考えをまとめる
    2. 読書量を増やす(毎月1冊、または、最低100ページ)
  3. 行動を評価する
    1. セルフリフレクションの時間を増やす
    2. 他者からフィードバックをもらう
具体的な行動内容は増えるとして、この3つの軸を意識して2015年を過ごす。

2014年12月30日火曜日

英語教育をどうしよう

いま、子供が生まれたこともあっていろいろと英語の幼児教育を見ているけど、本当にお金のかかるんだなー。

New Havenなので、New York程たくさんの幼児教室があるわけじゃないけど、母子による幼児教室はたくさん。読書会とか、音楽に合わせて動きましょう会とか、ヨガとか、ベーシックはある。大体にお金がかかるようになっていて、母子で通う姿が目立つ。早期教育への関心の高さは日本と殆ど変らないわ。

日本では、こういうのに加えて、語学教育がくるわけだから、一世帯あたりの教育支出はとんでもなく大きいんだろうなと。自分も、子供が米国籍と言うこともあって、英語を話せるほうがいいよなーという想いから、いろいろと調べてるところ。

アメリカにはたくさんの教材があって、選びきれない。なにより、自分が第二外国語として学んでいるので、第一言語として子供に教える術をあまりよく知らないことも理由の一つにはある。

おそらく、自分が子供に英語を教える際に、第一言語を日本語として、英語を第二言語として割り切って教えると思う。つまり、バイリンガルではない。ただ、極めてバイリンガルに近いところを目指す、という感じ。

バイリンガルにするには多大な努力を要するらしく、うまくいかなかったときにどっちつかずになってしまうと言う話を聞く。こっちで子育てを経験された日本人ご夫妻のお話では、家の中では日本語、学校は英語、と言う風にしていたらしいけど、通常授業とは別に、日本語の補習授業にも週に1~2回出席し、宿題その他をしていたとのこと。それでも、十分ではな内容に感じたとか。僕の大学の友達で、日本語が異常にうまいバイリンガルの帰国子女の友人もそんな話をしてた。

なので、日本でもし同じ環境を創るなら子供をインターナショナルスクールに通わせて、日本語を並行して学ばせることになるんだろう。それはムリ。なので、英語の素地を創ることにして、あとは学校の英語で対応することでいいのかなーといまは思う。だって、自分も学校の英語メインでやってたけど、話すこと自体はできるわけで、あとは話す気合いの問題に落ち着く気がするなー。

ひとまず、日本の各種教材は高い。ネズミさんがでてくるやつや、しましまのトラさんがでてくるようなやつ、英語教育にデスペラートな消費者の足下を見てる気がする。効果はあるのかもしれないけど、それにしても高い。

そんな余裕もないので、ひとまず、言語学習方法について調べて、それを元に子供に実践していこうかな。

2014年12月29日月曜日

TFAがんばって、そしてTFJも

Wendy Koppが1989年Teach For Americaを設立して、今年で25年。これだけの規模で活動を展開して、教育格差に取組んでいることはとても意義のあることだと思う。TFAのマーケティングはとてもうまいので、成果の点をキレイにPRできていると思うけど、それを割り引いても、良い影響を与えているに違いない。日本のTeach For Japanも、TFAのような成果・意義を生み出してくれたらいいな-。

で、そのTFAはいま、これまで以上に逆境に立たされているかもしれない。


元々、TFAに対しては、教師や他の補助金を巡る既得権益層から批判の声が上がっていた。Cohort(TFAの教師)からも、一部で批判の声が出ていたわけだけど、最近その手の記事を特に目にする。

これは今月中旬に書かれた記事で、TFAが採用目標を25%下回る可能性がある、とするもの。これだけなら中立的なんだけど、批判的な内容を盛り込んでいるし、記事に対するコメントがほぼAnti-TFA。
Teach For America could miss recruitment mark by more than 25 percent
http://www.washingtonpost.com/blogs/answer-sheet/wp/2014/12/15/teach-for-america-could-miss-recruitment-mark-by-more-than-25-percent/
採用目標を大きく下回りそうな要因として、学卒の経済状況や、教師という仕事のハードさについて理解が進んだことなどがあるにしても、確かに一部は批判者が言うように、TFAの提供するサポートも影響してそう。

イェールの中にも、TFA出身者がたくさんいて、彼らの話を聞くことは多い。支持をする人と批判する人とで二分されていて、その背景は記事の中で指摘されているようなことに関連する。

TFA出身のクラスメートによると、ひとつは、トレーニング。5週間でやることが不十分なケースがあるらしい。もう一つはサポート。派遣先地域によっては、TFAからのサポートが殆どなく、孤軍奮闘する羽目になるとか。

そのため、2年間生徒にちゃんと教えることができなかったり、途中で心折れて辞めてしまったりすることもあり、それが学校現場に混乱を招いてしまうケースも残念ながら存在するらしい。その点を特に、TFAに批判的な人達は非難している。確かに、全員が続ける、ということは難しい気がする、理想と現実のギャップに苦しんで辞める人ってどの会社にもいるし。気になるのは、その率が教職新卒平均と比較して高いのか低いのか、という点。

また、TFA Cohortを受け入れるための枠を用意するために、既存の先生を解雇するケースや、うんざりして離職するケースもあるとか。この点に関しては、ステークホルダーによるポジショントークが多くありそう。いずれにしても、熱意のある先生が来ているなら、2年間の限定期間であれ、協力し合えば良いだろうにと思う。ただ、この辺は現場を知らないから何とも言えないので、経験者の声を更に聞いてみたいなと思う。

で、この他によく指摘されているのが、2年間という期間。「2年間で辞めていったら生徒に精神的に良くない影響を与える」という批判。個人的には、2年間でも環境が良くなるならいいのでは、と。それに、アメリカって、教えることのできる年齢や科目が厳格に定められてて、長い間教えるにしても、2~4年で生徒は別の先生に移ったはず(記憶が正しければ)。あと、2年で先生が去ることによる精神的影響ってそんなに大きいのかなー。日本の学校、2年ごとに担任が替わってたし、異動してたし、あんまり大差ないように感じられる。

ということで、TFAにも善し悪しはあるんだろうけど、既にシステムの中で教育格差に取組んでいるわけだし、既存の教育組織はTFAの良き部分をどう伸長させるか考えて、TFAと協力、あるいは、活用できるか検討すれば良いのに。

自分自身、先生との出会いによって人生が大きく変った。だから、先生の影響力は本当に大きいんだと実感してる。大人の事情によるポジショントーク的批判はいらないから、子供の観点で物事が進めば良いなと。日本も同様に。

TFAがんばってほしい。そして、新しいTFJも。

2014年12月27日土曜日

休み時間

お休みは素敵。おかげで一日中子供と過ごすことができる。日本で働いていたら、こんなに長い間子供といることはできないから恵まれた環境にいることに感謝。

恐ろしいのは、子供と一緒にいると時間がいつの間にか過ぎ去っていること。もちろん、優先順位のトップに家族を設定しているのでそれはそれで構わないんだけど、他にやることがあるのでそれはちょっと焦る。参ったなぁと。

というのも、自分含め多くの留学生は、この限られた2年間でなにができるんだろうか、という観点から行動を選択してる。このお休みもそう。

なお、多くの留学生は一時帰国するか旅行に行くかしていて、それはそれでやっぱり羨ましい。子供が小さいことや、私費で予算が限られていることも有り、この休みは行かない選択をした、というか、してもらったか・・・。自分は大学生の頃に、わりかし気ままに旅行をしてたし、就職後も気軽に旅行していたから、いまはあまり旅行欲はないんだけど、できれば家族連れて行きたいなと。それに、周りが楽しんでいると素直に羨ましい。。ま、今後の楽しみかな。

とりあえず、日本に帰国してからやるかもしれないビジネスの下準備をやってみたけど、結構大変そうだ。セグメンテーションしっかりやらないと参入する予定の業界では花咲かない気がする。久々に頭使ってよかった。残りの休みもバランスよくやろーっと。


2014年12月23日火曜日

イェールでの起業準備

いま、日本で展開できたらいいなぁと思っている事業の準備をちまちまと進めているものの、なかなかうまく考えがまとまらない。まぁそうだよなぁ、未知のエリアだからわからないことばっかり。未知のエリア、というのは、職務・業界の観点から。授業で習ったこと思い出しながら情報を整理して、ということをやってる最中。

ただ、これが面白い。結局、学生のうちに色々出来るわけで、リスクはたかが知れてる。ほんとうに困ったら就職活動をすればいいわけで、それまではリスクを取って成長できるような環境に身をおきたい、せっかくMBAを取りに来てるわけだし。

Yaleについて言うと、Entrepreneurshipとはあまり関連した情報を日本では耳にしないかもしれないけど、充実してると思う。相対的にどうかは不明。もちろん、西海岸はVCが多くてVentureがぼんぼんとたってるから、関連サービスは手厚く存在してて、それと比べるときっと薄いと思う。

それでもやっぱり、大学のサポートがすごいなぁと。というのは、大学がEntrepreneurを後押しするように舵を切っているから。実際に、YEIという組織が、IdeationとかDesign Thinkingといった基本的なレクチャーを始め、Mission Driven Organizationに関するセミナーも頻繁に開かれている。でも、当然それだけじゃない。資金的な支援もそうだし、ネットワークやコンサルティング支援も大学のリソースをフルに活用して実施してる。

面白いなぁと思うのは、感謝祭を一緒に過ごした友人夫妻のクラスメートのベンチャー準備。彼自身にはアイデアはなかったものの、とある研究者の研究テーマをビジネスにするプロジェクトに応募したことがキッカケで、いまローンチに向けて動いてる。まぁどこでもやってるんだろうけど、リソースマッチング。これに、大学教授の支援・コンサル・ネットワーキング(彼らの中にはVCだったり、Entrepreneurとして活躍している人が複数存在する)が加わって、徐々に形になっていく。Coca Colaに買収されたHonest Teaもそんなフローのよう。Yaleの学生のアイデアを元にメンバー募集して形にして、Negotiationの教授がCoca Colaと交渉して、、、なんてことしたみたいだし。

僕の場合は、フルブライトの関係で日本に戻る事になってるし、日本でやりたいことがあるから、Yaleでの起業プロジェクトには手を出していないものの、「企業をしたくて来た」という同級生の話がいまになって繋がる。

僕自身も、日本での活動にむけて大学のリソースがどの程度活用できるか検討中。これを利用できたらすごく楽になるからなー、使えるといいなぁ。

2014年12月21日日曜日

時間の使い方を整理

わりかし漫然と過ごしがちな休暇を充実させるために、自分なりに軸を決めて時間を使うことにした。もちろん、そうした軸は、自分の価値観・将来の目標と繋がっているコトが多い。多い、というのは、遊びやゆとりを創って視野狭窄とならないために。

こういうことをやって、時間の使い方が格段に変った。一つは純粋に時間量。もう一つは質で、これは認識の問題。一点目に関して言えば、どのカテゴリにどれくらいの長さの時間を使うか。これは役割ベースで、自分の重要度にそって割り当て(バランスを考えつつ)。役割というのは、父、旦那とか、イェール、前職、友人などなど、自分が他者から見られる×自分で認識している役割を利用。質に関しては、評価尺度は人に寄るはずで、自分の場合は目標との乖離(目標利用時間と実際の使用時間)×時間の楽しさで設定。

それで、この二つの指標がとても改善した。もちろん、まだ改善できる余地は大いに有り、満足はしていないけど、ないがしろにされていた瞑想と運動が復活。家族との時間も増えた一方、来学期の授業準備も進み始めた。加えて、日本でのビジネスの準備も計画的に進んでいる、ナイス。

やり始めるのは簡単だから、あとは継続。この継続するために必要な条件をきちんと理解しておかないとまた破綻しそう。いまのところ、スケジュールを詰め込むことだと思う。

ぎしぎしにしよう~。

2014年12月14日日曜日

いつの間にか試験週間、それもあと二日

真剣勝負をしたい。

いろいろと挑戦する機会はあるし、授業で新しいことをたくさん学べることもできるけど、なんとなく、「ごっこ」に感じてしまう。MBAは低リスクで大きな挑戦できる点は魅力的だけど、必ずしも全ての人が挑戦したいわけではないから、たとえばグループに課された宿題を突き詰めようとしたときだったり、外部のコンサルティングやイベントの企画・運営をしようとしたときだったり、学生感覚があるように感じる。

命を賭けて良いと思えるもの。人を助けること。それにつながることのために時間を使いたい。いままで、人は非常に漠然としたものだったけど、徐々に明確になってきた。自分と感情面で繋がっている人-家族、友人、自分と似た境遇にあった子ども達。そういう人達を元気づけて、前に向けて動かしていきたい。

2014年12月8日月曜日

試験前の休息

ここ最近、余裕が出て来たこともあって時間の使い方が非常に雑。また、足下の状況を楽しもうとする傾向が強まったこともあって、当初の軸に沿った行動が十分にできてない。自分が何をしたいのか、それは明確なのにそれまでの道筋がまたも霧がかかった状態ですこし困ってる。もう少し悩むかなー。

はてさて、今日はチームメートとのブランチを経て、フルブライト・コネチカットチャプターのYear end party。Alumni含めて60人ほどの参加で、食事と会話を楽しんだ。

Alumniの方が手作りの食事を持ってきてくれて、苦しくなるくらいの量を食べてしまった、想像以上に手作り料理がおいしくて(失礼しました)。Yale大学の教授のアメリカ史に関する話があり、その後は簡単なクイズ。景品でフルブライトマグを手に。アメリカってこういうグッズつくって配布するのが本当に好きなんだなぁと思う(クラスメートもYaleグッズをたくさん身につけているから、Brandへの関心が非常に高いには違いない)。

奨学生も初めて会う人がちらほらいたけど、アルムナイも現在の奨学生も本当に話しやすくて素敵な人ばかり。いまのところ、嫌な人に会ってない(100人以上とはあってるのに)。本当に不思議。今日も仲良くなれそうな人達と会えたし、今後家族づきあいができるんじゃないかなーと。自分と異なる人と話して、その違いに気づくことで成長できることに感謝。

がんばろ。


2014年12月6日土曜日

逡巡、板挟み

本当に自分はなんも知らないし、深い理解に根ざした知識を持ち合わせてないと感じる。これはこれまでの自分の傾向によるものと思われ、齢30前にしてどうやって矯正していけるのか、はなはだ不思議ではあるけれど、やるしかない。つい短期的かつ効率的な観点から、流してしまう癖があるのはいけない。反面、状況対応はしっかりするタイプと思われ、Yale Law Schoolのネイティブ相手にも交渉はしっかりとこなせることはよくわかった。

さておき、最近なんだか吹っ切れたようで、知らず知らずのうちにオープンになって、自分らしくなっている気がする。自分がここにいる理由を再確認してみて、大分楽になった。

いまなお、やりたいことは明確にあるものの、そこまでの道筋が明確出ない上に、他に有効な解決策があるんじゃなかろうかという問いかけなどから、どうしても踏み切れないでいる部分が多い。

というのも、本当にかわいい子供と遊んでいると決心が揺らぐから。ちゃんとした生活させる義務を改めて感じる。一方、これまで助けてくれている人達や自分との約束を考えると、そうも行っていられない。

どうにかして、両立できないかなぁ。

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