2015年8月12日水曜日

終わりへの意識

最近死を意識した。2つのことがキッカケ。一つは、クラスメートがDeathというYaleのOpen courseを取っていると行ってきたこと。もう一つは、卒業後のキャリアを考えていて、カウントダウンが始まっていることに気づいたこと。卒業時には31、それから中期と長期でキャリアプランを再考してみたときに、36前後、45前後になっていて、そのころはもしかしたら死んでいるかも知れないのかーと。可能性は小さいながらも少しずつ高まるわけで、そのときに後悔がないかどうか、今の段階で想定をしておく必要があるように感じられる。ちょっと頭を整理してみる。
YaleでNPOの勉強をしているので、卒業後はNPOとよく聞かれる。違いますよ、と答えると起業ですか、と次の質問に進む。そういうわけでもない。

自分がYaleでNPOの勉強をしたいと思ったのは、限定されたリソースを効率的に配分・活用して、最大限の成果を挙げるケースについて学びたいから。これを学びたい理由は、じり貧で、じり貧のまま息絶えていく組織体を助けたいと思っているから。良いことをしようとしているのに成果が出ないのはとても不幸なこと。やりたいのにできない当事者達、うまくできればもっと助かるであろう受益者達。これを単純に変えたい。それに、死ぬまでに取組みたい。

どうやるんですか、という質問に対する、ぼくなりの回答は、まず、組織の効率化を進めること。その後、組織への社会リソースのインプットを高めること。入学前は、この方法を組織の成熟度高めることで解決しようと思っていたので、組織人材論、リーダーシップ論、戦略論が主軸になっていた。いまは、リーダーシップ論と戦略論に対して懐疑的。というのも、そんなことを悠長にやっていられないし、やることに対して抵抗感を覚える組織が(感覚的に)多い気がするし、やったところで継続させることのできるリソースが量的・質的にないように感じられる。

ではいまどう感じているのかと言えば、人に依存する領域を減らすためのIT活用と、既存人材の教育・研修が先にあるのかなーと。もちろん、戦略は絶対に必要だけど、外部からの支援でできること、やるべきこととしてはITと人材開発という気がする。

その一歩として、ITに関連する業務、それも最先端の領域に出たいなと思う。ぼく自身はコードを書いたりデータ分析の枠組みを作れなくても、エンジニアとNPOを繋ぐことでバリューを出せる気がする。プロマネみたいな感じになるのかな。NPOや低リソースの組織体の特徴を理解しながら、エンジニアの業務内容を理解しつつ、IT活用支援を推進できたらいいなと思う。

そうすれば、少しは、自分が課題と考えている状況を緩和するか減らすかできるような気がする。そういう風になっていれば、死ぬときの恐怖とか後悔とか、そういうものも少しはましになっていると思う。まぁ子供の成長とかその後を見られないとなると、それは辛くて心残りなのかも知れないけど。

明日も自分に問いかけないといけないな。そして、長生きできるような、体力作りも継続的にやらなくちゃ。

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