2015年8月13日木曜日

Yaleのいいところ

Yale SOMは12%程度の学生が起業をする。同級生で会社を立ち上げる、立ち上げる準備をしている人を思い浮かべると、容易にそれくらいの人数に達する気がする。まぁこれに多少トリックがある気がする。というのも、複数のクラスメートで会社を立ち上げることが大半のケースだから。まぁ、リスクを取って挑戦している人数がそれだけいることに変わりは無い。家族ぐるみで仲良くしているしている友人もそう。
彼の会社は、臓器移植の際に必要な、クーラーボックスの新規商品を開発してる。このクーラーボックスは、既存商品と比べて、臓器が傷みにくいよう設計されていて、長距離輸送できるらしい。技術自体は、Yale のMedical School の研究者持っていて、これから実証に入るとのこと。資金調達や販売先の確保、事業計画やビジネスモデルの策定は基本的に友人がやっている。徐々にVCからの話も入ってきていて、視界が開けてきたということで、嬉しい限り。

いまでこそ順調そうだけど、Co-founderのクラスメートが途中で投げ出してしまい、それが基で給与や株式配分、タイトルに絡んでちょっとごたごたしていたから、クラスメートと楽しく起業!というようなストーリーでもない。その辺を一つ一つクリアしながら泥臭くやってきているのを見るとすごいなぁと思う。

フルブライトの2年自国滞在縛りがなかったり、日本でやりたいこととか不明確だったりしたら、Yaleの起業を促進する取り組みには絶対に噛んでいた。Yale では、技術を持っている研究者と、ビジネススキルを持っている学生達を繋げてくれる。選考はあるにしても、芽が出るように関連組織が、資金を含む必要な支援を提供してくれる。友人はそういうことを予め調べた上で入学してきているから、入学後の動きも明確・適切だったように思う。1年経って、じわじわとYaleの良さがわかってきた気がするなぁ。味わい深い。

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