2015年1月26日月曜日

Spring1 Week4 は雪からのスタート、授業はおもしろい

もう大雪。ということで明日はイェール大学全体がお休み。こんなこと久しぶりすぎる。

さて、今日は雪がしんしんと降る中、通常通りの授業。Nonprofit Accountingは日米の違いがよくわかって面白い。Managing Strategic Networksも発展がめざましい分野のようで、新しいことが次々に出てくるから興味深い。なにより、日本とのネットワークの仕方の違いがありありとわかるのがいい。

ひとまず、今日は、Managing Strategic Networksのちょっとクラスの内容をまとめてみようと思う。

Managing Strategic Networks
この授業面白い。Networkをどのようにして自分の成功に活用していくかについて見ていくもの。

今回の授業準備はReadingでNetworkingを投資になぞらえる内容。前提は
  • Social Capitalは情報共有や助互、協力と言った他者のHuman Capital(スキルとか知識、ネットワーク)を必要とする資本
  • Human Capitalではなく、自分のゴールと関連するSocial Capitalの蓄積と活用し、効果的、効率的に獲得・活用していくことが成功に繋がる
その上で、時間をお金と捉え、ネットワークを株式や債券、オルタナと看做してポートフォリオを組むことを提唱している。ステップとしては五つ。
  1. 今すぐ始める:投資と同じで、ネットワークの効果はべき乗で効果を発する
  2. 資本(ネットワーク)を多様化させる:似たもの同士、のつながりに偏る危険性を排除する
  3. ポートフォーリオ(ネットワーク比率)の配分を見直す:ネットワークの価値を判断する
  4. 助言を求める:ネットワークの価値を客観的に判断・改善するための意見を得る
  5. 目標:目的を設定する:ネットワーキングの軸・方向性を定める

これを投資理論になぞらえて説明、というところ。

この授業準備があって、今日は外部のスピーカーによるセッション。おもしろかった。具体的なKnow-howをこれでもかと言うくらい徹底的にプレゼン。NY生まれのプレゼンターの英語、NYerにとっても早かったみたいだから相当早かったんだと思うけど、ロジックも具体例も明快でわかりやすい。

彼が授業で言っていたことをまとめたい。日本でそのままでは通じないものもいくつかある。というか、そういうものが殆どかも笑 まぁ取り敢えず試してみたい。
  1. Networkの価値
    1. Direct Connection
    2. Access to Circle of Influence
    3. Alliance/ Resources
  2. Dos and Donts
    1. Do:Careerの方向性に沿って戦略的にNetworkingする
    2. Dont: Marketingと同様自分をだれにでも売り込まない
      1. 時間のむだ、ブランドの毀損
  3. イベントへの参加ステップ
    1. イベント参加前
      1. 行くか行かないかを判断
        1. 誰が参加しているのか?
        2. 自分の将来とどのように関係しているのか
          *You Never Knowで時間を使うのは絶対に止めなさい、ということだった。これは、時間は決して買い戻すことができないものだという点と、そこからNetworkが広がることは意識的にやるNetworkと比べ確率が低い(殆どない)から。
    2. イベント参加中
      1. 原則
        1. たくさんの人に話しかける(一人どんなに長くても10分)
        2. Memorableになる(最大の目的)
        3. “島”を狙う
          *3,5人など奇数のグループを狙う(∵一人かならず余るから)
      2. フロー
        1. 話しかける:目的は名刺をもらうこと
          1. お仕事は?
          2. お勤め先は
          3. ビジネスカードをもらえるか?
            *自分からは決して渡さない、次のステップで相手に欲しいと思わせる
            *ビジネスカードの裏にメモを取る(日本では・・・)
        2. 話を聞く:目的はMemorableになること
          1. 質問内容は状況次第だが相手が気持ちよく話せる内容がよい
          2. 一般的な質問を深掘りしていくだけでも十分
          3. 聞くことで相手は自分に関心を持ち始めるので、それまで聞き続ける
          4. 質問に対しては、下記のいずれかができると良い
            1. 自分の価値を伝える(Benefit)
            2. 成功体験(Quantifiable)
            3. 鋭い/面白い質問・話
        3. 話を切り上げる
          1. We should talk soon
          2. I've got to mingle/ I must go/ I should go.など強い表現
    3. イベント参加後
      1. 3日以内のフォローアップ
        1. 方針
          1. 返信がない場合、諦める。どうしても繋がりたいネットワークの場合、継続的にフォローアップする(半年に亘って2週間毎にメールを送って繋がったこともあるとのこと)。
        2. メール
          1. 件名はイベント名
          2. 内容はシンプルに
            1. イベントで会えて良かった
            2. あなたと話した●●が良かった。
            3. またね。
            4. 署名 w LinkedIn
      2. 週に一回、できれば二回、ランチやお茶に行くようにする
こういうことをやって、実際に返信をもらって維持するのは大変と言うことだった。まぁ大変だろうなぁ。話しかけるのは慣れるまで大変だけど、一つのゲームだと思って今度やってみよう。質問を用意して機械的に進めていけばなんとでもなるような気がしてきた。

それにしても、Instrumentalだなぁ。

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