2015年1月23日金曜日

Week 2も終了。スピーカーセッションは実り多き時間

ようやくWeek2が終了。早い。

面白い授業が増えてきた。自分が面白いと思う授業には特徴があることに齢30手前にして気づいた。数値化できるとか、客観的に判断できる、普遍化・一般化しやすい、とか、こういう要素のある授業。ただ、数値ばかりだと、それをうまく変換できないからちょっときつくなる。

今日面白かったのは、Design&Innovationクラブ主催のランチセッション。


Design Thinkingの話で、MITの教授が来てスピーチ。最後まで気づかなかったけど、面接の一環だった模様。1時間の授業を聞いて、アンケートに評価を書かされた。露骨に、大学に来て欲しいかとか、大学院のミッションとマッチするか、とか。このプロセスにたまたま関われたのは良かった。確かに、その兆候はあったか。学部長もいたし、お昼のクオリティが格段によかったから。

ま、そんなのはさておき、Design Thinking。以前といっても3年前?アメリカ人の友達から教えてもらったときに、すごく日本の考え方をシステム化した物だと感じていた。Yale Entrepreneur Institute主催のワークショップや、クラブ主催のイベントなどでたくさん体験してあらためて日本的だなと。そして、色んな人がこれを口にするからちょっとうんざりというか、飽きるというか、退屈はしていた。

今日もまたそのDTだったから、どうかと思いつつも良かった。New design of Design Thinking
ということで、DTの問題点への言及と解決方法、現実世界への適用方法について話してくれたのは新鮮。解決方法と適用方法はすこししか触れられていなくて、ちょっと物足りなかったけど、DTの問題点を明確に指摘してくれたのは初めてだったなー。

曰く、DTをやるケースは、通常メンバー間に多様性があり、各メンバーが「誰か」という点が重要。にもかかわらず、DTのフローが軸となってしまいそれが見落とされがちになる。また、DTを通じてどうしたいのかという意志が全体として見えないことで、目的や方向性が定まらずDTを効果的に使えない、という。

ふーん。

全体の意志、とか、メンバーの価値を尊重するとDTの使い方はとても複雑になるし、扱いが大変そうというのが率直な感想。ただ、ワークショップとかでやる安易なDTは一見してタスクが進むように見えるけど、それはフローばかりに着目されてしまっているからのこと。問題解決においてはフローそのものは本質的ではないから、今回のセミナーは、効果的にどう使うか、と言う観点でとても役立った。

ありがたい!

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